カサカサ肌がつらい冬!冬場の乾燥にはどんな対策をするのがベスト?
冬のイヤなことといえば静電気やインフルエンザなどがありますが、一番イヤなのは肌の乾燥ではないでしょうか?
ちゃんとお手入れをしているのにカサカサ、ヒリヒリなどのトラブルに見舞われがちナシーズですよね。
睡眠中もかゆくて起きてしまう、お肌は白くなり粉ふきいも状態…。
高保湿の化粧品をつかっても時間が経つと全く効果なしなんてこともしばしば。
化粧ノリも悪く、痛みやかゆみがあると本当に辛いですよね。
そこで今回は冬の乾燥からお肌を守るための対策をチェックしてみたいと思います。
そもそも肌が冬場に極端に乾燥してしまう原因って?
冬は乾燥していて寒い!
空気が乾燥しているから肌も乾燥する。
それはもちろんわかっているけど、なぜ冬は空気が乾燥するのか知っていますか?
とにかく寒いから乾燥してるんでしょ?
なんて私も思っていましたがそれにはきちんと理由がありました。
気温が低くなることで空気中の水の量が減り、空気が乾燥します。
そこからさらにシベリアにあるマイナス50度くらいの高気圧が日本海にやってきます。
いわゆる寒気団と呼ばれるやつですね。
日本海側から太平洋側へ移動してくる際、まず日本海側に大雪を降らせます。
日本海側にたくさんの雪を降らせた後、そこから太平洋側にやってきます。
このとき寒気団は日本海側の雪にたくさんの空気中の水分を使ってしまっているので、太平洋側にやってくる時にはカラカラの状態に。
このカラカラの風が太平洋側に吹くことで空気が乾燥するんです。
つまり日本海側よりも、太平洋側の方が空気は乾燥してるんですね。
そう言われてみれば富山の友人は関東に来て乾燥に参っていました。
ではさらに肌が乾燥していく原因を見ていきましょう!
エアコンによる乾燥
冷たい空気は乾燥するなら温かい空気は乾燥しないんじゃ?と思いますよね。
たしかに外気で考えると冷えれば乾燥につながります。
しかし、外気からの乾燥状態でそのまま部屋を温めているので湿度は上がらないんです。
飽和水蒸気量というちょっと難しいことが関係しているのですが、水蒸気の量はただ冷えた空気を温めることで気温を上げだけでは、空気中の水蒸気が上がらずむしろ少なくなるのです。
これがエアコンによる乾燥の仕組みなんです。
肌バリア機能の低下
バリア機能は水分を維持し保守すためのセラミドや皮脂によって成り立っています。
乾燥や寒さによって、人間の体は体温を下げずに維持しようと血管を収縮します。
血管がキュッと収縮すること血液の流れが少なくなります。
例えると水量を変えずにホースを細くすと水の流れは少なくなりますよね?
このことでお肌を健康に保つための栄養分が行き渡りにくくなります。
そしてセラミドや皮脂に栄養が行き渡らないことでバリア機能が低下してしまい、お肌の水分を保つことができずにどんどん乾燥した肌へと繋がっていってしまいます。
乾燥からくる皮膚炎を起こしていることも?
皮脂欠乏症や乾燥湿疹など聞いたことはありませんか?
乾燥するとカサつく、粉を吹きやすい。このくらいなら何かが要因の乾燥肌です。
しかし、かかゆみが強くて掻きむしってしまう、真っ赤になる、湿疹が出る。
ここまで来てしまうと乾燥肌ではなく、もう皮膚炎になってしまっています。
この状態を自力で直すのは難しいです。
湿度を上げる?化粧品を変える?お肌をカサカサから守る方法は?
それでは、どうやって冬場の乾燥からお肌を守ればいいのでしょうか?
部屋の湿度を上げる
エアコンで温めない!そんな訳にもいきません。
エアコンを使いながらでも湿度を上げることから始めましょう。
【部屋干し】
毎日のお洗濯を部屋干しに変えて見ましょう。
においが気になるならば洗剤や柔軟剤を部屋干し用のものにする、外出中は外干しでエアコン使用時には部屋に干すなどしてみてください。
大きなバスタオルを1枚干すだけでも効果はありますよ!
【加湿器】
加湿器は一番手っ取り早く加湿できるので便利です。
しかし、定期的なメンテナンス、カビの発など少しお手入れは大変です。
買っても置く場所が…そんな時はコーヒーフィルターを数枚束ね、上部をお花のように広げてフィルター花束を作ります。
それをポンと水の入ったコップにさすだけで簡易加湿器ができます。
部屋全体の加湿は厳しいですが、デスク周りなどには最適です。
【暖房器具を変えてみる】
エアコンは乾燥するお話はしました。
暖房器具なら全部が乾燥するということではありません。
石油ストーブやガスファンヒーターは加湿効果があります。
石油やガスは燃焼することで酸素とくっつき、水に変わります。
科学でやりましたよね!すっぽり抜けていますが…。
これが石油ストーブやガスファンヒーターの加湿の効果の理由です。
ただ、きちんとした扱い、換気をしないと命に関わることもあります。
小さなお子さんやペットの火傷、あるいは火災の危険もあります。
十分に気をつけて使用することが大事です。
肌に触れるものを変える
意外と服が乾燥の原因ということもあります。
服が擦れる時に肌には結構な負担がかかっています。
乾燥している肌をさらに痛めているならば服を見直す必要は大ありです。
ナイロンやポリエステルなどの合成繊維は肌を痛めやすいです。
シルクやコットン、カシミヤなどが好ましいですが、お値段もなかなかですよね。
そんな時は直接肌に触れる下着や肌着などだけ変えてみましょう。
化粧品やボディークリームを変えてみる
今使っているものは高保湿のものですか?そうでないのなら高保湿に。
高保湿だけどカサカサするというあなたは、さらに低刺激のものを選びましょう。
エタノールなどアルコールの刺激のあるものが入っていると、余計に乾燥を悪化させてしまいます。
セラミド、スクワランなどの高保湿成分が配合させているものがお勧めですね。
探し方がよくわからない、という方は無添加、敏感肌用、ドクターズコスメなどのカテゴリーから探してみてください。
皮膚科にいく
自分ではもうお手入れが大変、痛いし痒い!そんな時は迷わず皮膚科に行きましょう。
乾燥くらいで?そんなことお医者さんは何とも思いません。気にしなくて大丈夫!
処方薬で早く楽になった方がいいですよね?
私はかゆみ止めのお薬ももらい、夜に熟睡することができるようになりました。
まとめ
今回は冬とは切り離すことのできない乾燥についてまとめてみました。
対策をしていけば完全に脱乾燥!とまではいかなくても少しは楽になるはずです。
もう無理だ!辛い!となる前に乾燥対策をしていくことが大事です。
化粧品の見直し、早めに皮膚科に行く、室内の環境を整える、などをして長い冬をうまく乗り切りましょうね!