さつまいもを余らせてしまったらどうする?保存に適した温度はズバリ15度くらい!
秋は食べ物の美味しい季節ですよね!
秋の食べ物の定番と言えば、栗・柿・さつまいも、他にもいろいろ。
その中でも、さつまいもは子供が学校や幼稚園で芋掘りをして持ち帰ったり、ご近所から頂いたりと、時に食べきれないほど手に入ることがありませんか?
出来れば、傷ませずに最後まで食べたいものですよね。
ところで、さつまいものベストな保存方法ってご存知ですか?
痛まないように保存するならとりあえず冷蔵庫、なんて思っていたら、実は冷蔵庫はNGなんですって!
さつまいもは温かい地域の食べ物なので、冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、早く傷んでしまうのだそうです。
そのため保存は常温で、15度ぐらいが適しています。
でも、温かい地域の食べ物だからといって20度以上の場所で保存をすると芽が出てきてしまうので注意してくださいね。
ということで、今日は秋の味覚「さつまいも」の上手な保存方法をチェックしてみたいと思います。
余ったさつまいもの保存はこうする!切ったものも上手に持たせるコツとは?
さつまいもは、保存する時に水で洗ってしまうのがNG。
なぜなら、さつまいもは収穫してからも呼吸をしています。
そのため水で洗ってしまうと、水分を吸収して腐りやすくなってしまうのです。
また、ビニール袋や発泡スチロールなどの通気性の悪い容器の中で保存するのもNGです。
容器の中で二酸化炭素が充満してこれもまた、早く傷んでしまいます。
さつまいもは段ボールの中になど通気性が良くて暗い場所に保存しましょう。
使い切れなくて、切ったさつまいもを保存する場合、まず切るときは洗わずに切りましょう。
残ったさつまいもの断面にラップをして新聞紙に包んで保存します。
5日ほどはもちますが、保存状態にもよります。
使用する時に断片がぶよぶよしていたら傷んでいるので調理しないでください。
できるだけ使い切ることをお勧めします。
冷凍で保存する場合は、洗ってから使いやすい大きさに切りますが、あまり薄く切ると、解凍した時に形が崩れてしまうので厚めに切りましょう。
切り終わったら水に10分から15分ほどさらしてあく抜きをします。
あく抜きをしないと変色してしまいます。
その後、さつまいもを電子レンジに500Wで5分ほどかけ、柔らかくします。
水気を切り、フリーザーバッグに平らに並べて冷凍保存します。
さつまいもの保存には籾殻がいいって本当?ない場合はどうすればいい?
掘り起こしたさつまいもや土が付いた状態で頂いたさつまいもは、水分が多いのでそのまま保存せず、2〜3日は天日干しをします。
その後、余分な土を払い落として日陰で1週間ぐらい乾燥します。
乾燥後は段ボール箱に、もみ殻を入れて保存するのがお勧めです。
もみ殻は保温しながら通気を確保し発芽も抑えてくれます。
そのため、さつまいもだけでなく、じゃがいもなどのイモ類の保存にも適しています。
もみ殻は、自分が住んでいる地域の農協やライスセンターなどで手に入れることができます。
そろそろ新米の季節なので、脱穀したもみ殻が山積みしてある場合があります。
山積みしてあるのを見つけたら尋ねてみましょう。
安価で購入、もしくは無料で頂けるかもしれません。
もみ殻が手に入らない場合は、新聞紙で1個ずつ包み、段ボール箱に入れて12度以下にならない場所で保存します。
車庫や玄関先や勝手口付近など、外に直結している場所の場合、朝晩の冷え込みで10度以下になることもありますので、あまりお勧めできません。
室内の温度が下がりにくい場所に保管しましょう。
家庭での保存期間は保存状態にもよりますが、1ヵ月から3か月が目安です。
まとめ
さつまいもは糖度もたっぷりで甘くて美味しく、その上食物繊維やビタミンCが豊富で美容と健康にも良い食べ物です。
なので、食べきれずに処分してしまうのではとても残念。
常温保存や冷凍庫保存を使って上手く食べきれると良いですね。
そうそう、さつまいもは掘って来たばかりの時は甘味が少ないです。
さつまいもの中のでんぷんが糖に代わるまでに2週間程かかるので、少し日を置いてから食べたり冷凍保存したりするのがオススメですよ。
最後まで美味しく食べられますように。