チョコレートが健康のお供に!?成分と効果を理解して楽しいスイーツライフを!
今や単なるスイーツからサプリメント的な性格も持ち始めたイメージがあるチョコレート。
お好きな方も多いですよね。
美味しくて体にも良さそうだとなれば、ぜひ積極的に生活に取り入れたいですよね。
そこで今日は、チョコレートがこれほど注目されるようになった経緯や、その成分・効果などを改めて復習してみたいなと思います。
「チョコレートで健康」はテレビから!?
身近な食品や習慣で健康を目指すというテレビ番組が増えたことで、私たちの健康や食に関する意識が刺激されたことはいうまでもないでしょう。
テレビで紹介していた体操やストレッチをしてみたり、取り上げられた食材を買って試してみたり。
人気テレビ番組などの場合、取り上げた食材が街のスーパーで売り切れて品薄になってしまうなどということも起こっていますよね。
チョコレートも、健康に良いとされるポリフェノールが含まれていることがわかったことで、そんな風にテレビ番組に取り上げられたことがきっかけで、単なるスイーツから体にいい食材にランクアップしたイメージがあります。
それでは、カカオに含まれるポリフェノールとは、どんなものなのか、改めてみてみましょう。
ポリフェノールはワインなどでもよく知られますが、色素の一つとして、野菜や果物の灰汁や渋み、苦みなどの元となっていることで知られています。
ブドウの「アントシアニン」、緑茶の「フラボノイド」、玉ねぎの「ケルセチン」、大豆の「イソフラボン」などに含まれています。
そして、チョコレートの成分の「カカオマス」の中にも、同じ働きをする「ポリフェノール」が発見されたことで、カカオ含有量の高いチョコレートが作られるようになるなど、注目を集めているんですね。
ポリフェノールの効果としてよく知られている「抗酸化作用」には体内で生活習慣病の原因などとなりやすい活性酸素を除去する働きがあります。
このため、健康やアンチエイジングなどに効果が期待できるとして注目されている成分なんですね。
チョコレートは「脂質」でもある
チョコレートといえば、「甘いもの」「油脂のかたまり」「高カロリー食品」の代表格。
特に体重増加を防ぎたい人にとっては、どんなに好きでもそんなに頻繁には摂ろうと思えなかったものです。
実際、ポリフェノールを強化した「高カカオチョコレート」なる商品も出てきましたが、抗酸化成分が多く含まれているからと言ってカロリーや脂肪分が低くなるわけではないのです。
「独立行政法人 国民生活センター」による「高カカオをうたったチョコレート(結果報告)」によれば、
「高カカオチョコレートは普通のチョコレートより脂質量が多い。間食として食べることが多い食品であり摂り過ぎには注意が必要」
とのことで、
「「食事バランスガイド」では、菓子・嗜好飲料等から摂取するエネルギーは200kcal以内を目安に摂り過ぎないよう推奨している。」と記録されています。
板チョコだと35g程度の摂取量が望ましい量になります。
「それっぽっち」と感じるかもしれませんが、一日に2分の1強の板チョコって、わりと満足のいく量だと思います。
取り入れたい「ポリフェノール効果」
高カカオチョコレートを適切に摂取することで、カカオポリフェノールを健康的に取り入れることができそうですね。
その効果について具体的に報告されている例を挙げると、
・血圧低下
・善玉コレステロールの上昇
・脳細胞増加に影響する成分の増加による、認知機能低下やうつ病の予防
といったものがあるそうです。
さらに、カカオ成分が腸内に働き、腸内フローラを安定させることで、お通じを改善し、こちらからも生活習慣病やがんの予防効果が期待されています。
女性は特にお通じの悩みが多いと思いますが、解消されればそれだけで毎日が明るく過ごせそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
魅力的なスイーツに健康効果という一面があることを世に知らしめたのも、深いチョコレート愛があってこそなのではないかなと思います。
その健康効果を知ることで、よりポジティブにチョコレートと向き合うことができますね。
まだまだ未発見の効果もあるかと思いますが、よいものであることを期待しつつ、今後もチョコレートの健康情報に注目していきたいと思います。