マンションの1階は湿気が大変なのは本当か?原因と対策を考えてみた!
マンションやアパートの1階というと、湿気対策が必要!という話を聞いたことがある人は多いでしょう。
でも、本当にそうなのか?そしてどうしてそうなのか?となるとよくわからない、というのが正直なところではないでしょうか。
実際のところ、新築や築浅の鉄筋コンクリート造りの物件だと、湿気が多くなる傾向にあるらしいです。
とは言っても、立地や、価格が安い、庭付きなど、条件的に気にいって、入居を決めることもあるように、1階の部屋にはメリットもたくさんあり魅力的。
そこで、1階住まいを快適にするためにも、お部屋の湿気の原因や対策をチェックしてみました!
新築マンションの1階は湿気が多い!?新築や築浅物件で湿度が高くなる理由とは?
ズバリ新築マンションの湿気が多いのは、建てた時のコンクリート中に含まれている水分が、徐々に排出されていることが原因なんだそうです。
コンクリートの水分がすべて抜けきるのには10年くらいはかかると言われており、その中でも最初の3年は、排出する水分量も特に多いそうですよ。
やっぱりそうなると、築浅ほどお部屋の湿度は高くなりがちなのは納得ですね。
プラスして、建物が新築や築浅でなかったとしても、マンションの1階は地面と部屋が近いことから、他の階と比べて湿気が溜まりやすいと言われています。
さらには、外からの視線が気になったり、防犯上の理由から、1階のお部屋では窓を開ける機会が減ることも、湿気がこもった状態を招きやすくなっているそうです。
お部屋に窓が少ない場合、開けたとしても上手く換気ができず、部屋に湿気が多くなる原因になりますね。
1階のお部屋を選ぶ場合は、「換気」がよくできるかをチェックするのが大切ということですね。
程よい湿度は、ないよりはあった方がいいような気もしますが、多すぎるのは考えものです。
湿度が高すぎると、結露がおきやすくなったり、カビが生える原因にもなるので、困りもの。
普通の家でもカビが発生しやすいお風呂場、洗面所などの水回りや収納の他にも、部屋の壁や、家具がカビてしまうこともあるようです。
マンションは、気密性が高くて過ごしやすいことが特徴ですが、気密性に優れているために、外との気温差が大きくなりやすく、その結果、湿気も溜まりやすいと言われています。
また、日当たりがイマイチなお部屋の場合も、湿気が多くてジメジメしてしまうのかもしれませんね。
部屋の湿気に扇風機!?オススメのお部屋の湿気対策とは?
湿気対策にはなによりも換気が大切!
ですが、窓の位置や数によっては、上手く換気できないこともありますよね。
そんな時にオススメなのが扇風機です!
部屋の空気の流れが生まれそうな場所に置き、風の通り道を作ってあげるといいそうですよ。
窓は全開じゃなくても、10cm~15cmくらい開けておけばOKです。
例えば扇風機を首振りモードにして、開けた窓の近くに置いておけば、部屋の空気が循環されるので、試してみてはいかがでしょうか?
普段なかなか換気できない収納スペースも、扇風機で風を送れば、湿気対策になります。
また、少し窓を開けた状態でキッチンの換気扇をまわすのもオススメ。
扇風機を使うのと同様に風の通り道ができて、湿気が逃げやすくなるそうです。
お天気のいい日はぜひ試してみたいですね。
さらに壁側に配置する家具は、壁にピッタリつけずに、10cmくらいの隙間を開けて設置すると、湿気が溜まりにくくていいそうです!
部屋の湿気が多いと感じているなら、それ以上溜まらないように、湿気を発生させる行為に気をつけることも大切ですね。
例えば1階だと外に洗濯物を干すのをためらって、部屋干しをするというケースも多いかもしれませんが、これは要注意ですよね。
そもそも洗濯物の部屋干しは、「乾燥対策」にオススメだったりするくらいなので、なるべく避けたいところです。
お風呂場などに乾燥機がついている場合にはそれを使ったり、扇風機やエアコンの除湿機能を使って、できるだけ早く洗濯物が乾くように工夫しましょう。
他にも、お部屋に植物を置いている場合も、根から吸い込んだ水が葉っぱから出ていくので、結果的に、湿気が増える原因になります。
部屋に緑を置くのはリラックス効果もあって素敵ですが、大きい物や、あまり数を置きすぎないように気を使いたいですね。
まとめ
やっぱりマンションの1階は、様々な理由で湿気が多くなりがちなんですね。
できる範囲でこまめに換気をして、部屋に湿気が溜まらないよう、循環させるのが大事ですね。
特に湿気が溜まりやすい収納スペースは、除湿剤やすのこ、新聞紙を入れたり、定期的に扇風機などを使って、換気することをオススメします。
ある程度、風の通りができるように、物は詰め込み過ぎないよう、気をつけたいですね。
1階のお部屋のメリットを活かした快適な暮らしのためにも、しっかり対策が肝心ですね〜!