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密かに人気の「盆栽」でもみじを楽しむ!育て方や室内で楽しむポイントは?

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「盆栽」と聞くと、年配の男性が定年後に余暇を楽しく過ごすために行う趣味だと思っている人も多いのではないでしょうか。

ところが近年、若者の間でも「盆栽」をする人が増えてきています。

 

花屋さんの片隅に盆栽が並んでいる光景を見かけたことがある、という人もいるのではないでしょうか?

実は、海外では東洋の神秘なアートとして評価され、世界盆栽大会まであります。

 

王道の盆栽から、アート的な盆栽まで、現代の新しい発想を取り入れた盆栽も数多く存在しています。

盆栽には、鉢の中に自然の美しさと人工の美しさとが調和されているのです。

 

代表的なのは「松」ですが、「雑木盆栽」と呼ばれる広葉樹(もみじ、クヌギ、こなら、楓)などは、四季折々の美しさを見せてくれます。

そしてその中でも「もみじ」は、秋の紅葉の美しさを鑑賞する事ができるためお勧めです。

 

実は、もみじは初心者には育てやすい盆栽です。

そこで今日は、盆栽にちょっと興味がある人や、始めようかな?と思っている方に「もみじ」の盆栽について紹介したいと思います。

 

もみじにもいろいろ種類があった!人気がある品種ってどんなの?

もみじには分類すると3種類「やまもみじ」「いろはもみじ」「おおもみじ」があります。

 

それぞれの特徴は、簡単にご紹介すると以下のような感じになります。

 

「やまもみじ」

自生地:日本海側で青森県から福井県までの谷沿いや山地に分布

葉の大きさ 6cm~9cm

切れ込みの数 7裂から9

紅葉時の色 黄色と橙色

 

「いろはもみじ」

自生地:本州北部を含まない太平洋側と九州地方の標高の高い場所に自生

葉の大きさ 4cm~6cm

やまもみじよりも一回り小さな葉が特徴

切れ込みの数 5裂から7

紅葉時の色 朱色

 

「おおもみじ」

自生地:北海道から九州地方までの太平洋側に自生

葉の大きさ 7cmから10cm

3種類の中で一番大きなもみじです。

切れ込みの数 5裂から9

紅葉時の色 朱色か黄色

 

 

それぞれの特徴を覚えておいてからお店に行って見比べてみると、違いがよくわかると思います。

 

その中で「やまもみじ」は他の2種類のもみじに比べ、夏や冬の気候に強く、育てやすいです。

そのため「もみじ」の盆栽を始める人は、「やまもみじ」を選ぶ人が多く人気があります。

 

では次にもみじのお世話の仕方をみて行きましょう。

 

お家で楽しむもみじ。鉢植えなら室内でのお世話も楽チン!

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ガーデニングは大きな庭や広いベランダが必要ですが、盆栽は室内でお庭の雰囲気を味わう事が出来ます。

 

もみじは春になると新芽が芽吹き、夏には緑が青々しく、秋になると赤く色づき、冬の葉が落ちてしまった裸木にも風情があります。

 

盆栽の中で一番季節を楽しむことができる為、家の中のインテリアとして育てる人たちが増えているのです。

 

もみじのお世話の仕方は、まず、置き場所は日当たりがよく、風通しの良い場所に置きます。

夏は葉焼けさせないように半日陰の場所においてください。

葉焼けしてしまうと秋に綺麗な紅葉を見ることができません。

 

冬は枝を保護するために風や霜が当たらない場所に置き、日当たりの良い場所で冬越しします。

 

水は乾いたらたっぷりと与えます。

葉にかけるのではなく、土に水がしみ込んでいるか確認します。

夏に水を十分に与えないと秋に綺麗な紅葉を見ることができないので注意しましょう。

 

肥料は4月から紅葉が始まるまでの間、月に1度のペースで有機性の固形肥料を置きます。

 

春の新芽が出始めるころにアブラムシが付き、秋にうどんこ病を発病します。

そのためスプレータイプの病害中駆除の薬剤で防止をします。

 

新芽が出てきたころに、枝や葉を伸ばしたくない箇所は新芽を摘み取ります。

枝や葉が生い茂ってきたら、剪定をして形を整えます。

剪定をしないで葉が密集してしまうと日が当たらない箇所に虫や病気の発生の原因となります。

 

毎日、水を与える時に少しずつお世話をすれば、ガーデニングよりもお世話は簡単ですよね。

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まとめ

盆栽を毎日お世話しているとだんだんと愛着が湧いてきます。

このちょっとした土いじり、毎日慌ただしい日々を送っている人には、心を落ち着かせる「癒し」の効果もあるのではないでしょうか?

 

何よりも、鉢の中に自分の世界を作れることが魅力的ですね。

 

盆栽をはじめたら、きっと、自分で作り上げる達成感、成長していく樹木たちに感動する事と思います。

まずは、自分のペースで楽しんでみてはいかがでしょうか?