初めてでも簡単!?干し柿の美味しい作り方!白い粉が吹いたら食べごろ!
干し柿には、目の粘膜や皮膚の健康を保つビタミンAや、整腸作用のある食物繊維など、栄養豊富だと言われています。
また、生の柿を食べると体が冷えてしまいますが、干し柿は逆に体を温める作用があるんだそう。
白い粉が吹いた干し柿を目にすることもありますが、白い粉の正体は柿の糖分が結晶化して表面に出てきたもので、甘く出来上がった証拠になります。
干し柿を干している家はなかなか見なくなりましたが、作り始める季節など、ちょっとしたことに気をつければ、作り方は簡単なんだそうです!
そこで今日は、干し柿の作り方について見ていきたいと思います。
干し柿の作り方は簡単?作るのにベストな時期っていつ頃?
干し柿を美味しく作るためには、乾燥した冷たい風に当てることが大事になります。
気温15度以下の日が続き、湿度も低い時期に作り始めるのが良いそうで、11月の上旬~下旬ごろがベストだそうです。
干し柿の作り方の手順は意外と簡単で、柿を軽く洗ってヘタを残して皮をむき、柿の枝の部分にヒモを結んでいきます。
枝がない場合には、竹串や割りばしなどを刺して代用するといいでしょう。
後は、柿同士がくっつかないように注意しながら繋げていき、沸騰したお湯にくぐらせて殺菌した後、風通しの良い場所に干しておくだけです。
柿をお湯で殺菌した後には、手で直接触れないように注意が必要でしょう。
1週間くらい経つと柿の表面が乾いてくるそうなので、清潔にした手で、毎日優しくもんであげると甘くなるそうですよ!
天候の条件や好みによって変わりますが、2週間~3週間で干し柿が出来上がるそうです。
干し柿は雨や夜露に濡れてしまうとカビが生えてしまうことがあるので、雨の日や夜には室内干ししておくといいでしょう。
室内干しの場合には、扇風機やサーキュレーターなどを当てて、風通しを良くすることをオススメします。
干し柿のほとんどは渋柿で作りますが、甘柿でも出来るそうです!
私自身、干し柿=渋柿だと思っていたので、ちょっとビックリしてしまいました。
ただ、柿があまり熟れていると、カビは生えやすいそうです。
甘柿で干し柿を作る場合には、皮をむいて5mm~10mmくらいのスライスにして、平干しする方法もあります。
干物用のネットを使うと、虫や鳥よけにもなって、衛生的でしょう。
自宅で作った干し柿は、市販のもののように綺麗な黄色は残らず黒くなってしまうようですが、干し柿を手軽に食べられるのは魅力的ですね!
渋柿で干し柿を作る時焼酎が重要って本当?どんな役割があるの?
干し柿は、干している間にカビが生えやすいと言われており、対策が必要ですが、焼酎を使用することでカビ対策になります。
ただ、柿をお湯で殺菌する場合には、省いても大丈夫だそうです。
焼酎を使う場合には、ヒモで結び繋げた柿を焼酎にくぐらせてから干し、干している間にも、霧吹きなどで焼酎を柿に吹きかけて消毒します。
ただ干しているだけではなく、毎日の柿の状態を確認してお世話することで、美味しい干し柿が出来るんですね。
途中でカビを見つけたら、取り除いて焼酎を吹きかければ良いという話もありますが、有害なカビの場合もあるので処分した方がいいでしょう。
干し柿が上手く出来たら、冷凍保存をして楽しむことができます。
干し柿を1個ずつラップに包んだ後、ジッパー付きの保存袋などに入れて、空気を抜きながら口を閉じて完了です。
保存期間は1ヶ月くらいなので、ゆっくり食べられますね!
解凍方法は、冷蔵庫に入れておくか、常温で置いておけばOKです。
冷蔵庫で保存をする場合には、干し柿が乾燥しないように、キッチンペーパーなどに包んだ後、保存袋に入れて、空気を抜いて口を閉じます。
野菜室に入れると乾燥を防げて、1週間ぐらい保存できるそうです。
まとめ
干し柿を作るのは、天候などに気をつける必要がありますが、慣れてしまえば上手に作れそうな気がしました。
普段なかなか渋柿を手に入れることが難しくても、甘柿でも干し柿が作れるので、身近ではありますよね。
干し柿用の「柿クリップ」というものも販売されているようなので、ヒモで結ぶのが大変な時には便利ですね!
今年の秋には、自宅で干し柿作りに挑戦してみませんか?